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ロボアドバイザー「Wealth Navi]を考える

 

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    も    く    じ


1 おすすめロボアドバイザー「Wealth Navi」


2「Wealth Navi」のメリット


3「Wealth Navi」のデメリット


4「Wealth Navi」を利用すれば楽に投資をすることができる


1 おすすめロボアドバイザー「Wealth Navi」

 今、数あるロボアドバイザーの中で一番のおすすめはWealth Navi(ウェルスナビ)です。

沢村一樹」さんのTVCMでご存知の方もいるかもしれませんが、あのCMで宣伝されているロボアドバイザーです。5つの質問に答えるだけで運用プランを診断してくれて

、あとは完全自動おまかせで運用してくれます。

 

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引用元:「WealthNavi 」のホームページより
 2「Wealth Navi」のメリット
① 簡単な5つの質問に答えるだけで、その方に合った運用を選んでくれる。     (リスク許容度が1~5の5段階あり、何回でも診断をやり直せる。ちなみに必ず診断結果どおりのリスク許容度を選ばなくてもいいので、最終的には自分の判断で選ぶこともできる。)
② リスク許容度に合わせて最適なポートフォリオを構築してくれます。
(自分で資産配分を考える必要がなく、全て海外ETFを使って世界中にこれ1本で投資することができてしまいます。)
③ 休日や金融機関の営業時間外でも入金できるクイック入金システムを使うことができます。
(手数料が無料で即座に指定口座に入金できる仕組みになっています。他に銀行振込を使うこともできますが、クイック入金システムのほうがスムーズな入金が可能です。)
④ 自動積立に対応していて、自動で買い付けしてくれます。
(最初に設定したリスク許容度に合わせて自動で買い付けを行ってくれるので、完全自動で投資を行うことができます。毎月1万円から積立できます。)
⑤ 投資で得た分配金を自動で再投資してくれる。(運用がうまくいくとETFから分配金が出ます。この分配金が一定額貯まれば自動で再投資に回してくれます。長期運用に不可欠な再投資による複利効果による利益が積み上がっていきます。これも実際に自分でやろうとするとものすごい手間と労力がかかります。)
⑥ 通常の積立に加えて「ボーナス月の加算額」を設定することで、ボーナス月などに合わせて積立額を変更することができます。
⑦ 自動でポートフォリオのリバランスをしてくれる。
(Wealth Naviがポートフォリオの監視を行ってくれて半年に1回、自動でポートフォリオのリバランスを行ってくれます。これを実際に自分でやろうとすると金融機関の利用手数料がかかりますが、Wealth Naviではこれを自動で行ってくれます。)

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引用元:「WealthNavi 」のホームページより

⑧ 分配金の受け取りやリバランス時などに発生する税負担を自動的に最適化してくれます。                                     (自動税金最適化[DeTAX]という機能で、分配金の受け取りやETFの売却時[リバランスによる売却も含む]の「利益」を相殺することにより、税負担を翌年以降に繰り延べる機能です。これによってその年の税負担を軽くすることができます。ちなみにこれを行ってくれるロボアドバイザーは今のところWealth Naviだけです。)
⑨ おつりで資産運用ができる「マメタス」が使える。
(「マメタス」とは、クレジットカードや電子マネーで買い物をした時に出るおつりで自動的に投資を行ってくれるスマホアプリサービスのことです。おつりの金額は、100円
・500円・1000円の端数から選択可能です。毎月1回、貯まったおつりを銀行口座から自動的に引き落とし資産配分を行ってくれます。)
3 「Wealth Navi」のデメリット
① 最低投資額が10万円からと少し敷居が高くなっています。
(ただし、Wealth Navi[本家]とWealth Navi for 住信SBIネット銀行では、「マメタス」から1万円以上入金した場合だけは、1万円から運用を始めることができます。)
② 直接、自分で海外ETFを買って運用するよりも手数料が高くなります。
(Wealth Naviでは3,000万円以下の預け入れ資産に対して年率1%の手数料がかかります
。しかし、実際には購入している海外ETFの信託報酬が必要になるので、1%+信託報酬の手数料がかかります。)
③ 海外ETFを購入しているので為替の影響を強く受ける。
(日本円をドルにして海外ETFを購入しているので、円安時に購入してしまうと逆に円高になった時に損失になってしまいます。これを避けるためには、自動積立を使って定期的に買い付けることで為替の上下に振り回されないようにするしかないでしょう。)
④ 一時的に資産がマイナスになる場合もある。
(これはWealth Naviに限らず投資というものには、必ずマイナスになるリスクはあるものです。一時的なプラス・マイナスに一喜一憂せずに、あわてず長期的な目線で運用していきましょう。)
4「Wealth Navi」を利用すれば楽に投資をすることができる
 これだけの内容をすべて自分でやるには、かなりの時間と手間がかかると思います。これらのことをすべて全自動でやってくれて年率1%の手数料は割安だと管理人は思うのですがいかがでしょうか。
(これらのことをすべて自分でできると思う方にとっては割高かもしれません。ちなみに管理人はこれらのことをすべて自分でできる自信はありません。)
   ま     と     め
1「Wealth Navi」は最初にリスク許容度を選択すればあとはすべて全自動で投資をしてくれる。
2「Wealth Navi」には9つものメリットがある。
3「Wealth Navi」にもデメリットがある。
4「Wealth Navi」は自動積立サービスを利用すれば、長期で楽に投資をすることができる。
 
 
 
 
 
 
 

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)と単品インデックスファンドを比較してみた

 

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      も    く    じ


eMAXIS Slim(8資産均等型)1本で運用する場合


2  単品のインデックスファンドを組み合わせて運用する場合


 ここではバランスファンド1本で運用する場合と個別のインデックスファンドを組み合わせて運用する場合とを比較してみたいと思います。

 1  eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)1本で運用する場合

 バランスファンドの特長のひとつに1本のファンドを買うだけで、様々な資産に投資できることがあげられます。

とくに、このeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)は「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2017」にて第5位に選出されるなど評価の高いバランスファンドです。

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引用元:eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の目論見書より

運用方針

1. 各投資対象資産の指数を均等比率で組み合わせた合成ベンチマークに連動する成果をめざして運用を行います。 
 ※ファンドの1口当たりの純資産額の変動率を合成ベンチマークの変動率に連動させることを目的とした運用を行います。 
 ※合成指数については、目論見書をご覧ください。 
2. 主として対象インデックスに採用されている日本を含む世界各国の株式(DR(預託証書)を含みます。)、公社債および不動産投資信託証券(リート)に投資を行います。 
 ※合成ベンチマークとの連動を維持するため、先物取引等を利用し、株式、公社債および不動産投資信託証券の実質投資比率が100%を超える場合があります。 
 ※実際の運用は各マザーファンドを通じて行います。
3. 基本投資割合は以下の通りです。 
 ※国内株式:12.5% 
 ※先進国株式:12.5% 
 ※新興国株式:12.5% 
 ※国内債券:12.5% 
 ※先進国債券:12.5% 
 ※新興国債券:12.5% 
 ※国内リート:12.5% 
 ※先進国リート:12.5% 
4. 原則として、為替ヘッジは行いません。

※運用方針の概要は、目論見書『ファンドの目的・特色』等から、重要と判断される部分を抜粋して作成しています。最新の情報を提供できるよう努めておりますが、古い情報の可能性もあるため、あくまでも参考情報とご認識頂き、詳しくは最新の投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。

引用元:松井証券 のホームページより

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の費用

購入時手数料:ありません

信託財産留保額:ありません

運用管理費用(信託報酬):日々の純資産額に対して、年率0.17172%(税抜年率0.159%)以内をかけた額

 2   単品のインデックスファンドを組み合わせて運用する場合

 単純比較するために同じ三菱UFJ国際投信のeMAXISシリーズを組み合わせた場合の費用を調べてみました。


eMAXIS Slim国内株式(TOPIX)インデックスの費用

購入時手数料:ありません

信託財産留保額:ありません

運用管理費用(信託報酬):日々の純資産額に対して、年率0.17172%(税抜年率0.159%)以内をかけた額

eMAXIS Slim先進国株式インデックスの費用

購入時手数料:ありません

信託財産留保額:ありません

運用管理費用(信託報酬):日々の純資産額に対して、年率0.11772%(税抜年率0.109%)以内をかけた額

eMAXIS Slim新興国株式インデックスの費用

購入時手数料:ありません

信託財産留保額:ありません

運用管理費用(信託報酬):日々の純資産額に対して、年率0.20412%(税抜年率0.189%)以内をかけた額

eMAXIS Slim国内債券インデックスの費用

購入時手数料:ありません

信託財産留保額:ありません

運用管理費用(信託報酬):日々の純資産額に対して、年率0.15012%(税抜年率0.139%)

以内をかけた額

eMAXIS Slim先進国債券インデックスの費用

購入時手数料:ありません

信託財産留保額:ありません

運用管理費用(信託報酬):日々の純資産額に対して、年率0.1836%(税抜年率0.17%)以内かけた額

eMAXIS 新興国債券インデックスの費用

購入時手数料:ありません

信託財産留保額:換金申込受付日の翌営業日の基準価格に0.3%をかけた額

運用管理費用(信託報酬):日々の純資産額に対して、年率0.648%(税抜年率0.6%)以内をかけた額

eMAXIS 国内リートインデックス

購入時手数料:ありません

信託財産留保額:換金申込受付日の基準価格に0.3%をかけた額

運用管理費用(信託報酬):日々の純資産額に対して、年率0.432%(税抜年率0.4%)以内かけた額

eMAXIS 先進国リートインデックス

購入時手数料:ありません

信託財産留保額:換金申込受付日の翌営業日の基準価格に0.3%をかけた額

運用管理費用(信託報酬):日々の純資産額に対して、年率0.648%(税抜年率0.6%)以内をかけた額


 それぞれのファンドを10,000円分買った場合に1年間にかかる運用管理費用を計算してみたところ、次のようになりました。

◦ 国内株式(TOPIX)‐‐‐‐17.172円

   10,000円×0.17172%=17.172円

◦ 先進国株式‐‐‐‐11.772円

   10,000円×0.11772%=11.772円

新興国株式‐‐‐‐20.412円

   10,000円×0.20412%=20.412円

◦ 国内債券‐‐‐‐15.012円

   10,000円×0.15012%=15.012円

◦ 先進国債券‐‐‐‐18.360円

   10,000円×0.1836%=18.360円

新興国債券‐‐‐‐64.800円

   10,000円×0.648%=64.800円

◦ 国内リート‐‐‐‐43.200円

   10,000円×0.432%=43.200円

◦ 先進国リート‐‐‐‐64.800円

   10,000円×0.648%=64.800円

◦ 8本の運用管理費用の合計‐‐‐‐255.528円

◦ 8資産均等型の80,000円分の1年間の運用管理費用‐‐‐‐137.376円

 80,000円×0.17172%=137.376円

 この結果からeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)はリバランスの手間がないうえに運用管理費用(信託報酬)も安いことがわかりました。(2019年5月現在)

    ま    と    め

三菱UFJ国際投信のeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)は、個別のインデックスファンドを組み合わせて運用するよりも運用管理費用が安く済む。

三菱UFJ国際投信のeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)は、リバランスの手間もなくこれ1本で様々な資産に投資できるので投資初心者にもおすすめできるファンド。

 

 

 

 

eMAXIS Slimバランス(8資産均等)について

 

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    も    く    じ


1  投資初心者におすすめのバランスファンド


eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)のメリット・デメリット


eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)を購入できるおすすめのネット証券


  1  投資初心者におすすめのバランスファンド

 ここからは管理人おすすめのバランスファンドを紹介していこうと思います。(あくまでも個人的な意見ですので、その点はご了承願います)

現在、ファンドは6,000本以上(2019年5月現在)が販売されていて「いったいどれを選んでいいのか皆目見当がつかない」と嘆いている方も多いと思います。

まず「習うより慣れろ」という意味から投資初心者にはバランスファンドがいいのではないかと思います。

バランスファンドの中でも特におすすめなのが、三菱UFJ国際投信のe MAXIS Slimバランス(8資産均等)です。

「投信ブロガーが選ぶ!Fund of Year 2017」にて第5位に選出されるなど評価の高いバランスファンドです。

投資初心者からベテランまで幅広くおすすめできるバランスファンドのひとつです。

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の投資割合は下図のようになります。

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引用元:eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の目論見書より

運用方針

1. 各投資対象資産の指数を均等比率で組み合わせた合成ベンチマークに連動する成果をめざして運用を行います。 
 ※ファンドの1口当たりの純資産額の変動率を合成ベンチマークの変動率に連動させることを目的とした運用を行います。 
 ※合成指数については、目論見書をご覧ください。 
2. 主として対象インデックスに採用されている日本を含む世界各国の株式(DR(預託証書)を含みます。)、公社債および不動産投資信託証券(リート)に投資を行います。 
 ※合成ベンチマークとの連動を維持するため、先物取引等を利用し、株式、公社債および不動産投資信託証券の実質投資比率が100%を超える場合があります。 
 ※実際の運用は各マザーファンドを通じて行います。
3. 基本投資割合は以下の通りです。 
 ※国内株式:12.5% 
 ※先進国株式:12.5% 
 ※新興国株式:12.5% 
 ※国内債券:12.5% 
 ※先進国債券:12.5% 
 ※新興国債券:12.5% 
 ※国内リート:12.5% 
 ※先進国リート:12.5% 
4. 原則として、為替ヘッジは行いません。

※運用方針の概要は、目論見書『ファンドの目的・特色』等から、重要と判断される部分を抜粋して作成しています。最新の情報を提供できるよう努めておりますが、古い情報の可能性もあるため、あくまでも参考情報とご認識頂き、詳しくは最新の投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。

引用元:松井証券 のホームページより

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の費用

購入時手数料:ありません

信託財産留保額:ありません

運用管理費用(信託報酬):日々の純資産額に対して、年率0.17172%(税抜年率0.159%)以内をかけた額

バランスファンドの中ではミドルリスク・ミドルリターンのファンドと言えます。

  2  eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)のメリット・デメリット

       メリット

○ 市場全体を網羅しているので、これ1本

○ 自動的にリバランスをおこなってくれるので、ほったらかしでも大丈夫。

○ 他のバランスファンドに比べて信託報酬が最低水準。

○ 純資産額が大きいので、安心して投資できる。

○ 投資内容がシンプルでわかりすい。

       デメリット

○ 資産が8種類に分散されているがために常に足を引っ張る市場があり、価格が下がるのは早いが価格が上がるのには一定の期間がかかる。

リーマンショック級の下落が来ると、4割近く値下がりする可能性がある。

○ 当然のことながら、バランスファンドであるがゆえに投資割合を変更することができない。

       3  eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)が購入できるおすすめのネット証券

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)が購入できるネット証券は下記のネット証券です。

 ○ SBI証券

 ○ 楽天証券

 ○ マネックス証券

 ○ 松井証券

毎月100円から積立投資できるところもあるので、気軽に投資を始めてみるのもいいのではないでしょうか。

    ま    と    め

1  おすすめのバランスファンドとして三菱UFJ投信の「e MAXIS Slimバランス(8資産均等型)」があります。

2「e MAXIS Slimバランス(8資産均等型)」には多くのメリット・デメリットがある。

3「e MAXIS Slimバランス(8資産均等型)」には毎月100円から積立投資できるネット証券がある。

 

 

 

 

 

 

「バランスファンド」を考える

 

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    も     く     じ


1 「自分で個別ファンドを組み合わせる」か「バランスファンド」にするか?


2 「バランスファンド」に投資したほうが良い方


3 「自分で個別ファンドを組み合わせる」ほうが良い方


1 「自分で個別ファンドを組み合わせる」か「バランスファンド」にするか?

 管理人自身は、投資初心者の方はバランスファンドに投資することから初めるほうが良いと考えています。

確かに個別ファンドを組み合わせるやり方は、自分で好きなようにポートフォリオを組めるという楽しみがあります。

しかし、定期的にリバランスしなければならなかったり、自分でポートフォリオを組むのは最初のうちはけっこう難しかったりします。

投資しているうちにだんだん難しくなってきて途中で投げ出してしまうかもしれません

それなら最初のうちは低コストのバランスファンドを少しずつ買って投資になれてから

、個別ファンドを組み合わせるやり方にシフトしていくほうがいいと思います。

また、バランスファンドは証券会社によっては毎月100円から積み立てができるところもあるので、投資できる余裕資金が少ない方にもおすすめです。

無理なくコツコツ続けられる

毎月100円から少しずつ積立投資することも可能だから、資金的に余裕のない人でもすぐに始められます。そして何より、タイミングの判断が不要なので、誰でも気軽に投資できます。

引用元:松井証券 のホームページより

2 「バランスファンド」に投資したほうが良い方

 ○全く投資経験が無い投資初心者。

 ○「投資に手間をかけるのはイヤだ、楽したい!」という方。

 ○投資できる余裕資金が少ない方。

3 「自分で個別ファンドを組み合わせる」ほうが良い方

 ○かなりの投資経験があり、各資産(株式・債券・不動産)の値動きとそれぞれの相関関係が理解できて、リスクとリターンのバランスがとれたポートフォリオを組める方。

 ○「投資に手間をかけるのが苦にならない、または楽しい!」という方。

 ○投資できる余裕資金が比較的多い方。

    ま    と    め 

1 「自分で個別ファンドを組み合わせる」か「バランスファンド」にするか?

2  全く投資経験の無い 投資初心者はバランスファンドに投資したほうが良い。

3  かなりの投資経験がある方は、自分で個別ファンドを組み合わせるほうが良い。

 

  

「リバランス」の考え方

 

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    も    く    じ


 1 「リバランス」とは


 2 「リバランス」のやり方


1 「リバランス」とは

 投資信託ポートフォリオを組んで長期にわたって運用していると、当然のごとく各資産はバラバラな動きをするので資産配分が変わってきます。

これを初めに決めた資産配分に戻してやることをリバランスと言います。

リバランスのイメージ

目標の割合
株式 50%
債券 50%
合計 100%

 
投資信託毎の割合 購入・解約
保有割合>目標割合 解約
保有割合<目標割合 購入
 
【ご注意】
  • 解約注文がすべて取引成立後、購入注文を発注し取引成立するため、リバランスがすべて完了するまでに数日間かかります。
  • リバランス注文が完了するまでの日数は投資信託により異なります。
  • 購入注文は、解約注文の取引が成立した後の発注時点で、再度投資信託ごとの注文単位・条件を満たしているかどうかのチェックを行うため、失効する場合があります。
  • リバランス注文中は、他の注文受付はできません。
  • リバランス注文は注文状況に関わらず、個別の注文ごとの取消はできません。取消する場合は、リバランス注文のうち取消可能な注文をまとめて取消してください。
  • 引用元:松井証券 のホームページより

ただし、あまり頻繁にリバランスすると信託財産留保額の支払いや、売却益への課税など余計なコストがかかってしまうのであまり良くないと言われています。

一般的には1年に1回、定期的にリバランスするのが良いと言われています。

みなさんも定期的に健康診断を受けられているかと思いますが、要はそれと同じようなものです。

2 「リバランス」のやり方

 リバランスのやり方は主に3通りあります。

① 「割合が多くなった投資信託を売って、割合が少なくなった投資信託を買う」方法

    ○リバランス前            

    国内株式:60%  

    海外債券:40% 

        ⇓

    国内株式を10%売る

    海外債券を10%買う

        ⇓

    ○リバランス後

    国内株式:50%

    海外債券:50%

 この方法のメリットはすぐにリバランスが出来るということです。逆にデメリットとして投資信託の売却時に手数料が発生して、余計なコストがかかってしまうことです。

② 「割合が低くなった投資信託のみを買う」方法

    ○リバランス前

    国内株式:60%

    海外債券:40%

       ⇓

    海外債券を国内株式

    と同額になるまで買う

       ⇓

    ○リバランス後

    国内株式:50%

    海外債券:50%

 この方法のメリットは投資信託を売却しないので手数料が発生せず、余計なコストがかからないことです。逆にデメリットとしては投資信託を買うためのまとまったお金が必要なことです。ボーナスなどでまとまったお金がある時におすすめの方法です。

③ 「投資信託の積立額を調整して割合を戻す」方法

    ○リバランス前

    国内株式:60%

    海外債券:40%

       ⇓

    国内株式の積み立てをやめて

    海外債券のみを積み立てする

       ⇓

    ○リバランス後

    国内株式:50%

    海外債券:50%

 この方法は投資信託を定期的に積み立てをしている場合にのみ使えます。メリットとしては投資信託を売却しないので手数料が発生せず余計なコストがかからないことです

。逆にデメリットとしては大きくバランスが崩れている場合には使えないことと、リバランスに時間がかかることです。

   ま     と     め

1 「リバランス」とは、時間が経って変わってきた資産配分を、初めに決めた資産配分に戻してやることを言います。

2 「リバランス」には主に3通りやり方がある。

   

 

 

 

 

 

「アセットアロケーション」(資産配分)の考え方

 

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     も   く   じ


1 「アセットアロケーション」と「ポートフォリオ


2  「アセットアロケーション」とは


3 「アセットアロケーション」の例 ①


4 「アセットアロケーション」の例 ②


   1 「アセットアロケーション」と「ポートフォリオ

 アセットアロケーションとは「アセット」(資産)の「アロケーション」(配分)のことです。資産(株式・債券・不動産など)をどの割合持つかを決めることです。

 これと似た言葉で「ポートフォリオ」と言う言葉がありますが、これは「アセットアロケーション」を具体的な金融商品で表現したものになります。

 例えば下記のような違いがあります。

   「アセットアロケーション

  (例)

○ 国内株式:30%

○ 国内債券:40%

○ 国内不動産:30%

     「ポートフォリオ

  (例)

○ e MAXIS TOPIX インデックス:30%

○ e MAXIS 国内債券 インデックス:40%

○ e MAXIS 国内リート インデックス:30%

というふうになります。

各資産の比率が「アセットアロケーション」、各商品の比率が「ポートフォリオ」です。意外にもこの2つの違いをきちんと理解している方は少ないようです。管理人自身もつい最近までこの2つはほぼ同義語だと思っていました。

 2 「アセットアロケーション」とは

 一般的に有名なのが、株式や債券や不動産などの投資割合を調節して自分に合ったリスクとリターンを取るという方法です。                     リスクとは、投資においては「結果が不確実であること」を意味する。具体的には、収益(リターン)のばらつきを指す。                         リスクとリターンは相関関係にあり、高いリターンをねらえばその分リスクも高くなる。                                     リスク「ブレ幅」の大きい投資は、大きな収益(リターン)を期待できますが、損失も大きくなる可能性があります。

反対にリスク「ブレ幅」の小さい投資は損失の可能性は小さいのですが、そのかわり期待できる収益(リターン)も小さくなります。

アセットアロケーション」とは投資家のリスク許容度・目標・時間軸に応じて、ポートフォリオ内の各資産の割合を調節することにより、リスクとリターンのバランスを取ろうとする投資戦略である。

 3「アセットアロケーション」の例 ①

 広く知られているのが、バートン・マルキール箸の「ウォール街のランダム・ウォーカー」という有名な本に書かれているものです。

楽天ブックス 」のサイトで検索してみると、すぐに出てくると思います。また、この本は古典的な名著なので大きな図書館へ行けば蔵書としてあるかもしれないので借りて読んでみるのもいいと思います。

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 引用元:「楽天ブックス 」のホームページより                 ライフサイクルに応じたアセット・ミックス

  [20代半ばの投資家]

株式:70%

債券:15%

現金:5%

不動産:10%

  [30代後半から40代初めの投資家]

株式:65%

債券:20%

現金:5%

不動産:10%

  [50台半ばの投資家]

株式:55%

債券:27.5%

現金:5%

不動産:12.5%

  [60代半以降の投資家]

株式:40%

債券:35%

現金:10%

不動産:15%

 参考文献:「ウォール街のランダム・ウォーカー」バートン・マルキール

株式は他の資産に比べてリスクが高めなので、投資する人の年齢に合わせてその割合を調節するという考え方です。上表には現金も含まれていますが、管理人自身の考えでは現金を必ずしも入れる必要はないと思っています。

投資はあくまで生活に必要のない余裕資金で行うべきだと思っているので、各自の判断で別のところに現金を確保しておくのがいいと思います。

 4 「アセットアロケーション」の例 ②

 もっと簡単にアセットアロケーションを決めるやり方として、100から自分の年齢を差し引いてその割合(%)を株式の比率にするという考え方です。

例えば、年齢が25歳ならば(100ー25=75)なので株式の比率を75%にするということです。

 (例) 25歳の投資家の場合

100-25=75 株式の比率=75%

要するに年齢が若い程、投資にあてられる期間が長くなるので株式を多く持つことができるということです。

   ま     と     め

1 「アセットアロケーション」と「ポートフォリオ」は似ているが同じものではない。

2 「アセットアロケーション」とは投資家のリスク許容度・目標・時間軸に応じて、ポートフォリオ内の各資産の割合を調節することにより、リスクとリターンのバランスを取ろうとする投資戦略である。

3 「アセットアロケーション」の例としてバートン・マルキール箸の「ウォール街のランダム・ウォーカー」に書かれているものがある。

4 「アセットアロケーション」を簡単に決めるやり方として、100から自分の年齢を差し引いてその割合(%)を株式の比率にするという考え方がある。

 

 

 

「分散投資」という考え方

 

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    も    く    じ


   1 投資対象を分散する


   2 地域を分散する


   3 時間(購入時期)を分散する


 投資の世界には「すべての卵を一つのカゴに盛ってはならない」という有名な格言があります。これはどういう意味かと言いますと、「一つのカゴにすべての卵を盛っていたとします。もし、そのカゴを床に落としたらすべての卵が割れてしまいます。しかし、カゴをいくつか用意して卵を分けて入れると、もし、その一つが床に落ちたとしても他のカゴに入っている卵は助かります。だから、カゴ(投資先)を分散させましょう」という意味です。

    1 投資対象を分散する

 主な投資対象として、株式・債権・不動産などがあります。また、他にもコモディティ(金・穀物)などもあります。

    2 地域を分散する

 投資対象に様々なものがあるのと同じで、投資する対象が存在する地域も日本だけとは限りません。海外にも先進国と新興国があります。さらにアメリカや中国など細かく国別に分けることもできます。

 「分散投資」を考える上での代表的な資産 

  ○ 現金                                                              

 普段の生活にも使っている現金。使わない分は、銀行の定期預金などに預けていらっしゃる方も多いと思います。デフレの時代には最も強いと言われている資産。逆にインフレの時代には最も弱いと言われている資産。

  ○ 国内株式

 日本株とも呼ばれ、日本に本社があり日本の証券取引所に上場している株式。

  ○ 国内債券

 日本国内の発行体が、日本国内で円建てで発行する債券のこと。

大きく分けると 

「共債」‐‐‐‐国債・地方債・政府関係機関

「民間債」‐‐‐‐金融債普通社債転換社債新株予約権社債

などがあります。

最も安全でリスクが低いと言われている資産。インフレの時代には弱いが、不況の時代には抜群の防御力を誇る資産。

  ○ 外国株式

 海外(外国籍)の企業が発行する株式。外国の証券取引所などに上場している株式。

大きく分けると

「先進国株式」‐‐‐‐アメリカやヨーロッパなどを中心とした先進国の株式をまとめた総称。

新興国株式」‐‐‐‐中国やインドなどの成長が著しい国の株式をまとめた総称。

の2つに分類されます。

最もハイリスク・ハイリターンに位置づけられる資産。

 ○ 外国債

 発行市場、発行体、通貨のどれかが外国である債券のこと。外国であるがゆえに為替相場の変動の影響を受けることがある。国内債券に比べるとリスクは高め。ミドルリスク・ミドルリターンに位置づけられる資産。

 ○ 国内不動産

 文字どおり国内の不動産に投資すること。ミドルリスク・ミドルリターンの資産とされているが、アメリカでサブプライムローン問題が起きた時のように大きく変動することがある。

 ○ 外国不動産

 文字どおり外国の不動産に投資すること。こちらもミドルリスク・ミドルリターンの資産とされている。外国であるがゆえに、上記リスクに加え為替相場の変動を受けることがある。

 ○ コモディティ

 商品のこと。商品先物市場で取引されている原油やガソリンなどエネルギー、金やプラチナなど貴金属、トウモロコシや大豆など穀物などのコモディティ(商品)に投資すること投資することを言う。インフレに強いと言われている特殊な位置づけの資産。       

    3 時間(購入時期)を分散する

 投資対象を購入する時期を分散するということです。投資対象の価格は常に変動しているので、例えば、一ヵ月に一回一定額ずつ購入するなどをすることです。

 

一定の金額で定期的に積立投資を続けることの効果をコインの例で確認してみましょう。

たとえば毎回1万円、コインに積立投資する場合

  引用元:三井住友DS投信直販ネットのホームページより 

 これを「ドル・コスト平均法」と言います。

ドル・コスト平均法dollar cost averaging)とは、株式投資信託などの金融商品の投資手法の一つ。定額購入法ともいう。金融商品を購入する場合、一度に購入せず、資金を分割して均等額ずつ定期的に継続して投資する。例えば「予定資金を12分割して、月末ごとに資金の1/12を投入し、一年かけて全量を買う」という手法。

高値掴みのリスクを避けるための時間分散の一種であるが、数量を等分するのではなく、金額を等分する点が単なる分散と異なる。価格が高い時は購入数量が少なく、安い時には多いため、単純な数量分割に比べ平均値の点で有利になるとされる。価格が下がった場合のみならず、上がったときにも買う点で難平買いとは異なる。

長期投資でリスクを抑制し、安定した収益を得たい場合に使われる手法である。上げ相場でドル・コスト平均法を行うと平均購入単価がかえって高くなり、収益を減少させてしまう欠点もある。タイミングを精密に測れないため、値動きの早い商品で、ハイリターンを目指す投資には向かない。

 引用元:フリー百科事典「ウィキペデア(Wikipedia)」

     ま   と   め

1 リスクを避けるために、投資対象を分散する方法がある。

2 リスクを避けるために、投資する地域を分散する方法がある。

3 リスクを避けるために、時間(購入時期)を分散する方法がある。