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「分散投資」という考え方

 

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    も    く    じ


   1 投資対象を分散する


   2 地域を分散する


   3 時間(購入時期)を分散する


 投資の世界には「すべての卵を一つのカゴに盛ってはならない」という有名な格言があります。これはどういう意味かと言いますと、「一つのカゴにすべての卵を盛っていたとします。もし、そのカゴを床に落としたらすべての卵が割れてしまいます。しかし、カゴをいくつか用意して卵を分けて入れると、もし、その一つが床に落ちたとしても他のカゴに入っている卵は助かります。だから、カゴ(投資先)を分散させましょう」という意味です。

    1 投資対象を分散する

 主な投資対象として、株式・債権・不動産などがあります。また、他にもコモディティ(金・穀物)などもあります。

    2 地域を分散する

 投資対象に様々なものがあるのと同じで、投資する対象が存在する地域も日本だけとは限りません。海外にも先進国と新興国があります。さらにアメリカや中国など細かく国別に分けることもできます。

 「分散投資」を考える上での代表的な資産 

  ○ 現金                                                              

 普段の生活にも使っている現金。使わない分は、銀行の定期預金などに預けていらっしゃる方も多いと思います。デフレの時代には最も強いと言われている資産。逆にインフレの時代には最も弱いと言われている資産。

  ○ 国内株式

 日本株とも呼ばれ、日本に本社があり日本の証券取引所に上場している株式。

  ○ 国内債券

 日本国内の発行体が、日本国内で円建てで発行する債券のこと。

大きく分けると 

「共債」‐‐‐‐国債・地方債・政府関係機関

「民間債」‐‐‐‐金融債普通社債転換社債新株予約権社債

などがあります。

最も安全でリスクが低いと言われている資産。インフレの時代には弱いが、不況の時代には抜群の防御力を誇る資産。

  ○ 外国株式

 海外(外国籍)の企業が発行する株式。外国の証券取引所などに上場している株式。

大きく分けると

「先進国株式」‐‐‐‐アメリカやヨーロッパなどを中心とした先進国の株式をまとめた総称。

新興国株式」‐‐‐‐中国やインドなどの成長が著しい国の株式をまとめた総称。

の2つに分類されます。

最もハイリスク・ハイリターンに位置づけられる資産。

 ○ 外国債

 発行市場、発行体、通貨のどれかが外国である債券のこと。外国であるがゆえに為替相場の変動の影響を受けることがある。国内債券に比べるとリスクは高め。ミドルリスク・ミドルリターンに位置づけられる資産。

 ○ 国内不動産

 文字どおり国内の不動産に投資すること。ミドルリスク・ミドルリターンの資産とされているが、アメリカでサブプライムローン問題が起きた時のように大きく変動することがある。

 ○ 外国不動産

 文字どおり外国の不動産に投資すること。こちらもミドルリスク・ミドルリターンの資産とされている。外国であるがゆえに、上記リスクに加え為替相場の変動を受けることがある。

 ○ コモディティ

 商品のこと。商品先物市場で取引されている原油やガソリンなどエネルギー、金やプラチナなど貴金属、トウモロコシや大豆など穀物などのコモディティ(商品)に投資すること投資することを言う。インフレに強いと言われている特殊な位置づけの資産。       

    3 時間(購入時期)を分散する

 投資対象を購入する時期を分散するということです。投資対象の価格は常に変動しているので、例えば、一ヵ月に一回一定額ずつ購入するなどをすることです。

 

一定の金額で定期的に積立投資を続けることの効果をコインの例で確認してみましょう。

たとえば毎回1万円、コインに積立投資する場合

  引用元:三井住友DS投信直販ネットのホームページより 

 これを「ドル・コスト平均法」と言います。

ドル・コスト平均法dollar cost averaging)とは、株式投資信託などの金融商品の投資手法の一つ。定額購入法ともいう。金融商品を購入する場合、一度に購入せず、資金を分割して均等額ずつ定期的に継続して投資する。例えば「予定資金を12分割して、月末ごとに資金の1/12を投入し、一年かけて全量を買う」という手法。

高値掴みのリスクを避けるための時間分散の一種であるが、数量を等分するのではなく、金額を等分する点が単なる分散と異なる。価格が高い時は購入数量が少なく、安い時には多いため、単純な数量分割に比べ平均値の点で有利になるとされる。価格が下がった場合のみならず、上がったときにも買う点で難平買いとは異なる。

長期投資でリスクを抑制し、安定した収益を得たい場合に使われる手法である。上げ相場でドル・コスト平均法を行うと平均購入単価がかえって高くなり、収益を減少させてしまう欠点もある。タイミングを精密に測れないため、値動きの早い商品で、ハイリターンを目指す投資には向かない。

 引用元:フリー百科事典「ウィキペデア(Wikipedia)」

     ま   と   め

1 リスクを避けるために、投資対象を分散する方法がある。

2 リスクを避けるために、投資する地域を分散する方法がある。

3 リスクを避けるために、時間(購入時期)を分散する方法がある。